2007年10月

2007年10月31日18:54『田舎の刑事の趣味とお仕事』
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e44e3a22.jpgこの本が、10月最後のご紹介になりますか。

いやいやいや、これ、題名から想像していたよりずーっと面白かった!!!(^^)

とにかくキャラがいいんですよ。イヤキャラな主人公黒川鈴木氏(どっちが名字なんだよ)のキャラも抜群なんですが、バカキャラの白石刑事もすっごい立ってるし、なんといっても、破壊力抜群なのは黒川刑事の妻!!!
1作目は妻の影は薄かったんですけど、次第に激しくキャラ立ちして、最後はもう、妻が出て来たら「待ってました!」と本に向かって掛け声をかけてしまいました(笑)

どんなふうにすごいかは、書いてしまうとつまらないので、ぜひ読んでみてください。
まあその、ギャグはすべってるところもなきにしもあらずなんですが、それでも笑えると思います(^^)

表題作は、第三回ミステリーズ!新人賞受賞作だけあって、ミステリとしてのプロットがしっかりしています。トリック自体はむちゃくちゃ斬新、というわけでもないんですが、黒川刑事のバーチャルライフ(笑)との組み合わせが絶妙。ミステリ的にわたしが気に入ったのは「田舎の刑事の危機とリベンジ」かな。でもどの作品も、黒川&白石&妻のトリオ漫才(?)が最高なのです。

田舎の刑事、なんて題名から、癒し系のミステリかなあ、なんて思っていたんですが、お腹の皮がよじれました(笑)

場所だけは田舎のようですが、登場人物の誰ひとりとして田舎を連想させる素朴な人はいません(笑)
会話もどっちかと言えばクール(笑)で、都会的。
この人たち、なんでまとめて「場違い」なのかしら、と、彼らが田舎にいる「理由」を知りたくなりました(^^)
続編熱望!

(ところで、ブラックバスなんですけど、あれそんなにまずくないですよ・笑。調理次第では、かなりイケます)

収録作 『田舎の刑事の趣味とお仕事』『田舎の刑事の魚と拳銃』『田舎の刑事の危機とリベンジ』『田舎の刑事の赤と黒』『田舎の刑事のウサギと猛毒』

滝田務雄
東京創元社
ISBN978-4-488-01741-5
1500円+税

2007年10月31日18:34『吉原手引草』
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2fec7515.jpg本年度上半期の直木賞受賞作。
このブログでは、ベストセラーは後回しにしたいなと思っているんですが、知人から面白かったと聞いて、ついつい読んでしまいました(^^)

やっぱり面白かったです。
全体の構成としては、全盛をほこった花魁・葛城が、身請け話がまとまった直後に煙のように吉原から消えた、という「謎」があり、どうやらその謎を解こうとしている「聞き手」が、葛城ゆかりの人々に事情を聞いてまわっているというシチュエーションを、質問される側、証言者の言葉だけで綴っていく、というもの。読み出す前は、話し言葉、それもひとり語り形式でずーっと続くのは苦痛かな、なんて思ったんですが、語り口の上手さと、それぞれの語りの中に含まれる物語の面白さとで、飽きることなくぐんぐん読めてしまいました。
提示された謎は、ミステリーとしてちゃんと解かれます。その切り口から読めば、私立探偵物語のような読後感もあります。本作をミステリーにジャンルわけするのも、まったく無理のないことだと思います。

ですがそれ以上に、証言者たちが語ってくれる吉原という「世界」が面白い。江戸吉原豆知識みたいなものがつぎつぎとあらわれて、この本を読み終わると、ちょっと江戸吉原通っぽくなれてしまった気がするのも、本作が人気になっている理由だと思います。江戸吉原事情を知れば、落語や浄瑠璃などに対する理解も深まります。
本作は、蘊蓄本の面白さを持っているんですね。でもその蘊蓄が、語り手の人生模様とかみあって、それ自体が「小説」として機能しています。この構成、単純なようでいて、すごく深い。
語り手が男か女か、またどんな人生をおくって来たか、吉原での立場はどんなものか、それぞれによって、同じことを語っているようでいて、まるで違うことを話している。単に葛城に対する評価の違いというだけではなく、葛城を通して何を見ていたのか、何を感じていたのか、その違いが、語り手の人生をくっきりと際立たせて見せてくれる。

トリック、と呼べそうなものは、とても単純なんですが、そのあまりにもありふれたトリックを成立させる為に、葛城がいかに辛抱強く準備を重ね、人脈をつくり、また、最終的に加担することになる人々に自分という人間を「刷り込む」作業を地道に続けていたか。そこから見えて来る、葛城という女性の執念、そしてその執念の源泉となっただろう「吉原」という場。

深く読み込むと底なしにおもしろくなっていく、そんな小説です。

松井今朝子
幻冬舎
ISBN978-4-344-01295-0
1600円+税

2007年10月31日06:57今日も早い(T_T)
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0c5c9d4f.jpg五時半起きが続きます(泣)
箱根まで行くんだそうな。羨ましい〜

メインは牛モモ肉の一口ステーキ。和牛ですが脂肪は少なめ。塩コショウで焼いて、いつものように、日本酒と醤油を煮詰めたタレに絡めて仕上げ。

グラタンは、ほうれん草たっぷり茹でて、マッシュルームとベーコンを炒めて、市販のホワイトソースであえて、お弁当箱に合わせたアルミホイルに入れ、チーズをのせて、魚焼きグリルで焼きました。

卵は昨夜茹でて殻をむき、日本酒と醤油と味醂を煮立てた汁に漬けておいたもの。
隙間を埋めるのに、ソーセージを半分。

ピーマンは茹でて、鰹節と醤油であえました。
ご飯は、白五穀米に自家製ゆかり。

デザートは姫リンゴとみかんです。

みかんの季節到来ですね〜


2007年10月30日17:34『プラダを着た悪魔』
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公式サイトがまだありました。
http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/

原作を読んで、面白かったのでここでもレビューしたのですが、映画は、観たいと思いながら行かれませんでした。自宅近くにもシネコンはあるんですが、なんとなく映画って、気持ちにゆとりがある時に観たいので、仕事に追われているとなかなか観に行かれないんですよね。

映画を観た人の評判はとってもよかったし、メリル・ストリープですからねー、はずす心配はないと思ってましたが、いやいや、面白かった(^^)

やっぱすごい存在感です、メリル・ストリープ。迫力が違うというか。それになんて豪華なんだろう、画面の中のみんなの服やバッグや靴……
ファション好きな人なら、物語なんかそっちのけで服やバッグをチェックしまくりですね。
日本でもプラダのバッグはもちろん人気ありますが、メリル・ストリープが薄いピンクのブラダのバッグを持って登場する画面を観て、やっぱブランド品ってのは、持つ人を選ぶのねぇ、としみじみ。

原作の方がミランダのキャラはぶっ飛んでて、わけわかめでした。映画は、傲慢でタカビーではあっても、筋は通ってて「わかる」性格になってましたね。わたしは原作の、どっかヌケてて、わけのわからないミランダも好きだけど、メリル・ストリープ演じる映画のミランダには、もうぞっこん!
アンドレアの方は、原作は最後までちょっとどうよ、というつまんない女のままでしたが、映画はうまいことまとめてあって、アンドレアに対する好感度は映画の方が高いかなー。でもやっぱ、ミランダを応援しちゃいますよ。結局のところ、アンドレアは打算的なつまらない優等生に過ぎないし、第一、男の趣味が悪い(笑)
誕生日に残業したくらいで、あんなに露骨に機嫌悪くなるような男は、さっさと捨てましょう(笑)
あとあと、自分がステップアップするたびに、あの男はおもしになるよ。

ただひとつ、原作で大好きな場面がなかったのは残念。原作で、ミランダがパーティ会場だったかギャラリーだったかに、ひとりでいるところがあるんですが、ミランダに腹をたてていたアンドレアがそこに来て、ミランダのあまりの「美しさ」に、まるで1枚の絵を観ているようだ、とうっとりする場面があるんです。原作がとても小説として優れていると思ったのはその場面でした。ミランダは、美人というわけではなく、年齢も40代にはなっている設定。それまで、着ている服やバッグはすごい、スタイルがいい、という描写は出て来るけど、絵のように美しい、なんて表現はなかった。それがその場面で、アンドレアは、ミランダの存在そのものに圧倒され、賛美します。その美しさは、ミランダという人が、ファッションの世界でひつずつ積み上げて来た世界の中心にいたからこそ、発せられた美しさだったわけですね。作中の「ランウエイ」という雑誌は、もちろん、あのヴォーグがモデルになっていると思われますが(原作者は実際にヴォーグで働いていたそうな)、「ヴォーグ」という雑誌は、ファッションを芸術の域に高めた雑誌と言われています。どれだけ多くのデザイナー、アーチストたちが、あの雑誌にインスパイアされたり、雑誌に育てられたりして来たか。その歴史の上に君臨する「ファッションのミューズ」としてのミランダをアンドレアが「認める」その場面が、映画で表現されていなかったのがとっても残念。
まあかわりに、原作にはない「女としてのミランダ」が印象づけられる場面があったので、監督の意図はわかりましたが。

いずれにしても、この映画は、何度も見返して楽しみたいので、DVD買っちゃおっと。

2007年10月30日07:34一時間早いと眠さひとしお(;_;)
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a8990c28.jpgなんか学校行事があるとかで、一時間早いお弁当作り。昨夜は資料読みで午前三時までかかったので、朝からわたしはゾンビです(;_;)

こういう時はフライパンひとつで片づけちゃう。
スパムが残ってたので、ピーマン、もやしと炒め、卵で炒りつけて、チャンプルもどき。

牛肉は冷凍してあった飛騨牛切り落とし。炒めてバター醤油味に。

蓮根とひじきと野菜の肉ダンゴは冷凍のレトルト。温めておわり。

ご飯は、松茸ご飯です。松茸ご飯の素を使った、なんちゃって、ですが(笑)、ちゃんと松茸、入ってた!

デザートはフルーツ缶詰。


2007年10月29日15:36日記さぼってすみません
PermalinkTrackBack(0)この記事をクリップ! しばたの日常  | 日々いろいろでございます。
別に理由はないんですが、風邪気味なので、仕事だけてしてさっさと家に戻ることが続いてました。

金曜日はいつものフランス語教室に出かけた以外、ひたすら仕事でした。

土曜日は、台風だったので、仕事場にも行かず。読書しながら久しぶりにボルシチを煮込みました(^^)
たまに、仕事を忘れてゆっくりできるっていいなあ。台風の被害が出ていなければいいのですが。

日曜日は、ぴかぴかに晴れたので、雑用を片づけに東京のマンションへ。でも3号線が工事渋滞で大変なことになっちゃってました。
家族3人で出かける時は、どうしても車が多くなるんですよね。うちからだと、電車で出かけると帰りがものすごいラッシュになって辛いんです。
でも渋滞につかまると車もしんどい。
雑用を終えてから銀座へ。幸い、駐車場はすぐ見つかりました。
アップルストアでLeopardのファミリーパックと、プレゼント用のiPodと、その他、ソフトやらなんやらこまごま買いました。メインマシンの電源部がイカれ始めているので、マシンを買い替えないとならないんですが、選択肢がない(涙)
結局、iMacに決めたけど、買うのはヨドバシカメラにします(^^; ポイントがつくから。
帰りも工事渋滞になるのがわかっていたので、銀座で夕飯すませました。ハゲ天で天ぷら。
高速の渋滞はむかつくので、246で用賀まで。下もむちゃ混み。でも用賀から東名にあがったら、すっかすか(当たり前だよね。その前のところで流入規制してるみたいなもんだから)。それでも帰宅は9時近かったです。

というわけで、今日はヨドバシカメラに行き、iMacを購入。これでメインマシンがいつ完全に壊れても大丈夫……とはいかないなあ。バックアップ、仕事関係は毎日とってますが、それ以外をなんとかしないと(^^;;;;

今日は一日、バックアップの日になりそうです。

2007年10月29日08:44鼻風邪が治りません
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2f67d27c.jpg鬱陶しい〜

右から、鶏モモ肉のテリヤキ。冷凍食品でレンジでチン。

コンビーフのピカタ。今日は脂肪の少ないコンビーフです。塩コショウした溶き卵にくぐらせて焼いただけ(余った卵で包むように焼き付け)ですが、息子の好物です。

ジャガイモは薄切りにしてオリーブオイルで炒め、塩コショウして、ピザ用チーズでまとめるようにして焼き付けました。チーズが冷めても美味しいように、カリカリに焼きます。

プチトマトは彩り。

ほうれん草は茹でてすりゴマでゴマあえに。

ご飯は十五穀米にカツオふりかけ。

デザートは、ルビーグレープフルーツに蜂蜜をかけてあります。

涼しくなって、息子の食欲がまた増してます。いくら食べてもまったく太らないのが、本当に羨ましい〜


2007年10月26日11:45雨です
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db06872c.jpg寒くはないです。洗濯は終わってるけど、外出予定があるのでやだなー

手前から、茶色い丸いものは玉こんにゃく。空炒りしてから醤油と味醂で味付けしました。

スパムとピーマン、マッシュルームは炒めて塩コショウに醤油少し。スパムには醤油が合いますね。今日のは、脂肪の少ないライトスパムです。

魚の唐揚げはホッケで。三枚おろしの身の冷凍品を、日本酒と醤油に漬けてから小麦粉をはたいて揚げました。

チーズちくわは、青海苔を混ぜた衣で天ぷら。

もやしは、ゴマとゴマ油、塩コショウ、醤油であえてます。

ご飯は十五穀米。
飾りみたいなきのこは、アイシメジです。薄く衣をつけて天ぷらにして、塩をふってあります。アイシメジも栽培できない野生のきのこ。上品な旨味です。

デザートは梨。南高という品種。


2007年10月25日18:38クサウラベニタケ 07きのこ036
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b156dee5.jpg10月22日

なんか今日は毒きのこばかりと出会います(^^;

この写真のクサウラベニタケは、典型的な色をしていますが、形はちょっといびつ。
ほんとは、ウラベニホテイシメジ型のものをご紹介した方が、中毒防止には役立つんですが……

クサウラベニタケは、日本のきのこ中毒の、約半数を占めているといわれるきのこ。
えー、なんで? こんな茶色で、別においしそうでもないきのこなのに?
と、多くの方が思われるでしょう。
たぶん、中毒した人も、この写真みたいな典型的なクサウラベニタケならば、わざわざ採って食べたりはしなかったと思います。
ところがこいつ、すんごくやっかいなことに、とある人気食用きのことクリソツなことが多いんです。
その人気食用きのこの名前は、ウラベニホテイシメジ。
どのくらい似ているかというと、「地元のきのこ採り名人」と呼ばれている人でもたくさん中毒している、という事実から察することができると思います。
ところがウラベニホテイシメジというきのこは、日本中で食べられていて、土地によっては松茸より人気がある、というきのこなんですね。正直、あたしはあんまりおいしいと思わないんだけど(^^;;;;;

今年はまだウラベニホテイシメジに出会っていないのですが、過去にはさんざ写真も撮ったので、そのうち、昔の写真から選んでUPしますね。

ついでなので、ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケを確実に区別する方法を二つ。
一つは、噛んでみること。
クサウラベニタケの毒は、かなり強いですが、命にかかわるところまではいきません。ちょっと傘を噛んで味を確かめ、すぐペッと吐けば、中毒したりしませんので、どうしてもウラベニホテイメジを自分で採って食べてみたい人は、「これだ!」と山で見つけた時、必ず、傘を噛んでください。
噛んでみて、苦ければ、ウラベニホテイシメジです。苦くなければ、毒きのこのクサウラベニタケだと思っていいと思います。
食用の方が苦い、毒の方は苦くない。これは決定的な区別点なので、我々シロートはこれに限ります。
この時、同じ場所に生えていたものでも、ひとつずつ傘を噛んで味を確かめること。
やっかいなことに、ウラベニホテイシメジとクサウラベニタケは、同じ場所に一緒に生えていることがよくあるんです。きのこ採り名人が失敗するのは、たぶん、このケースだと思います。
名人とか業者の場合、いちいち噛んでたら商品価値がなくなりますからねぇ、やむをえないと思いますが。

もうひとつ、見た目で区別する方法があります。
ウラベニホテイシメジの多くは(全部じゃないんですが)、傘に、白い粉をふりかけたようなかすり模様があり、その上に、親指で押したような、粉の抜けた斑が出ます。たとえば、小麦粉をトマトの表面にふりかけて余分な粉をさっとはらって、その上から親指をちょんちょんと押し付けたのを想像してください。そんな感じ。
ただしこの斑やかすり模様は、雨などに打たれたり、古くなったりするとわからなくなっちゃいます。
ただ、クサウラベニタケにはこの斑は出ないので、斑が出ていないものは採らない、と決めておけば安心だと思います。

つまり、自分で採った「ウラベニホテイシメジと思われるきのこ」を食べる時は、傘の親指斑を確認し、傘を生で齧り、苦いものだけ食べる。ウラベニホテイメジの苦さはかなり強いので、はっきりわかります。

図鑑には他にも、柄の中が詰まっていたらウラベニ、中空ならクサウラ、とか、クサウラは柄に絹糸のような光沢があるとか、いろいろと区別方法が出ていますが、いずれも絶対とは言えず、また、もう1種類、イッポンシメジというよく似た毒きのこもあって、こいつは柄が詰まっていたりするもんで、とにかくややこしいんです(^^;
ですので、苦味を確認できないきのこは食べない。これに限ります。

なお、地方によってはウラベニホテイシメジのことを「イッポンシメジ」と呼ぶところも多いので、地方の地きのこ屋さんで「イッポンシメジ」と書かれて売られていたら、たいていはウラベニホテイシメジことです。正式和名のイッポンシメジは毒きのこですので御注意。

また、地きのこ屋さんで、ウラベニホテイシメジに混ざってクサウラベニタケが売られていることはけっこうあります(^^; 毎年中毒事故が起こっています。今年もありました。また、地きのこを食べさせる料理屋さんでも中毒事故は発生しています。水にさらして調理してしまうと苦味はなくなるので、そうなると区別もできません。
わたしは、あまり好きでないこともあるんですが、料理屋さんでもウラベニホテイシメジは食べません。自分で採って苦味を確認したものでないと、正直、こわいです(^^;;;;;

栃木県や群馬県ではよく食べられているきのこですが、できるだけ信頼できるお店で買ったり食べたりしてくださいね。

2007年10月25日16:27「死の天使」暗躍?!
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5f976799.JPG今朝のテレビを観ていて、びっくりするようなことを知りました。

ドクツルタケ、と思われるキノコを、見知らぬ男から貰って食べた人が、次々と中毒しているそうです!
報道によれば、その男は、山梨県の2箇所で目撃されており、地きのこなどを売っているお店の近くに現れて、袋に入ったきのこを「食べられる」と言って手渡したそうです。そのきのこを食べた女性とその家族、男性が中毒。幸い、死者は出ていないようですが、重体でまだ入院中の人もいるとのこと。

このブログでも、きのこシーズンになると真っ先にUPして、毎回同じことを書いていますが、ドクツルタケは猛毒であるだけでなく、ほんとにどこにでも生えてます。
テレビでは、おどろおどろしく仕立てようという演出なのか、ドクツルタケをすごく珍しいキノコみたいに言ってましたが、そんなことはありません。
ちょっと暗くてじめっとした感じの林でしたら、よく見かけます。
発生のピークは9月なので、この季節になると数は減りますが、12月に生えているのを見たこともありますから、まだいくらでも見つけられると思います。

今回の「事件」は、かなりいやーな感じがするので、事故ではなく、猛毒と知ってわざと他人にあげた男がいたんじゃないかな、と思います。というのは、「ドクツルタケに似ているおいしいきのこ」というのは、まあ強いて言えばシロオオハラタケくらい、それも、あまりポピュラーな食用きのこではありません。その男自身がおいしいきのこと間違えて採った、という可能性は低いように思えます。きのこ採りにある程度精通している人ならば、ドクツルタケやそれに似ている白いきのこには絶対に手を出さないはずです。まして、見知らぬ人にあげたりはしないと思います。
ただ、何事にも、とんでもない偶然というのはあります。過去にも、きのこ採り業者が間違えて採ったドクツルタケが、塩漬けきのこに混ざって販売されていたという事件もありますし、野生のきのこをよく食べている地方で、間違えって食べてしまった死亡例というのもありますから、誤解や誤認から、食べられるきのこと間違えた、ということも、絶対にない、とは言えないと思います。

ただ、これだけは確かです。
「知らないきのこは、食べないのが賢明」。
ましてや、見知らぬ人から貰ったきのこなんて、絶対に食べてはだめです。
野生のきのこがブームになって、ここ数年、きのこ中毒は激増しているらしいです。
下痢をしたくらいならばあとで笑い話ですが、ドクツルタケなんて食べてしまったら、本当に命にかかわります。

写真は、前にもUPしたもので、今年撮ったドクツルタケ。傘が開くと、柄の上の方に、マント、と呼ばれる白いヒダヒダが垂れ下がります。
とても美しいきのこで、林の中ではよく目立ちます。
写真に撮るだけにとどめて、遊び半分でも採って持ち帰ったりしないように。万が一、お子さんなどが口にいれてしまったらとりかえしがつきません。研究や勉強のために持ち帰る時は、他のきのことは別にして、新聞紙などにしっかりくるんでください。もろくて壊れやすいきのこなので、他のきのこと一緒にすると、傘の一部が壊れて破片が他のきのこに混ざり、口に入ってしまう可能性があります。

「死の天使」という名前は、決して、大げさではありませんよ〜(^^;;;;;