2007年03月

2007年03月31日16:50花曇り
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にわか独身貴族のしばたです(笑)
二泊も夫と息子の両方がいなかったことって、たぶん初めてなので、仕事は詰まっているのに、気分的に時間を持て余してます。妙なもんですねぇ。

ちびりんもなんとなく元気がないかなあ。我が家で飼うペットは、なぜかみんな、夫にいちばんなつくんですよね。夫、特にむちゃくちゃ甘やかすわけでもないし、そんなにせっせと世話をするんでもないんですが、普通に世話して普通に接しているのが、小さな生き物には安心できるのかも。
ちびりんも、いつもは夫の膝の上が指定席。わたしの膝の上だと、なんとなく落ち着かないみたいです。

今日はお天気がよければ、近所の桜でも写真に撮りに行こうと思っていたのですが、朝からどんよりと花曇り。ぽつりぽつりと小雨も。
東京は昨日あたり満開だそうですが、うちの近所はまだ、一昨日で七〜八分。昨日、天気がよかったのでほぼ満開になったかな。ここで気温が下がると、満開が少し長く楽しめますね。
と言っても、明後日からはわたしの方が大阪なので、家族とお花見は今年もできないみたい。

〆切です。仕事仕事。

2007年03月30日11:36ちびりんとお留守番です
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572717a6.JPG今日から夫と息子は二泊三日で京都です。保育園の同窓会キャンプ。
わたしは〆切なので猫とお留守番。
ひとりだと、ご飯とかほんといい加減になっちゃいますね。ひとり暮らしできちんと自炊している人、尊敬します。
今夜もめんどうなので、コンビニでなんか買って、冷凍庫でカチンコチンになって忘れられている何か(カレーとかスパゲティとか宅配ピザの残りなんか、いろいろわけわかめなものが……)を解凍して、そんなんで済ませてしまうでしょう。とほほ。

仕事の前に、たまっていた本の片づけ。ダンボールが開くとすかさず入るちびりん。

かわいこぶりっこしてもだめじゃ。どかんかーい!

2007年03月29日23:23『ワーホリ仁侠伝』
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3fe0f428.JPG今月はこの本で最後のご紹介、かな? むちゃくちゃ忙しくてその上インフルエンザにまでかかってしまったという悪条件でしたが、今月はけっこうご紹介できましたね。21冊? こちらにはUPしなかったものも含めて、資料本を除いて30冊以上、読むことができました。それだけ、いろんなところで待たされたり、電車に乗ったりしていた時間が長かったということか(^^;

昨年創設された小説現代新人賞の、これは第一回受賞作。
選考会のあと、ネット某所で某選考委員から「この人はすごい!」と言われて、その後刊行されても業界内評判は大変にいいようで、帯の「本年度最強の新人」というのはあながちまゆつばでもなさそうですよ(^^)
ご本人ともネット某所でほんの少し言葉を交わしましたが、とても理知的で常識のある方のようで、こういうしっかりした方ならば、この業界の荒波も賢く乗り越えていかれるだろうなと思いました(^^)
毎年毎年、地方の小さな文学賞や雑誌の短編募集なども含めると、400人以上の新人作家が誕生していると何かで読んだ記憶があります。またここ数年は、自費出版から商業作家になる人もいるようで、もっとたくさんの新人作家が生まれているかも知れません。でも、その中で、たった一年生き残る、つまりデビュー後一年以内に2作目が刊行できる人は半分程度、三年で三分の一、十年経つと生き残っている作家は一割以下、だそうです。
もちろん、人生のひとつの出来事として一冊の本を出す、という経験は、とても貴重ですし、作家でいることだけがえらいわけでもなんでもありませんから、「消えて」しまったからといって、その人の才能や努力が足りないということにはなりませんし、生き残ったからってそれがどうした、という話です。
でも、もし、商業作家として生きていきたいという希望を胸にせっかくデビューを飾ったのでしたら、やはり、コンスタントに本を出せる状態でいることが最も望ましいことだろうと思います。
ヴァシイさんは、才能の他にも、自分に対してしっかりとした考え方を持っておられるようですし、何より、現在フィジー在住、という面白い立ち位置におられますから、それを活かして、どんどん飛躍していかれることと思います(^^)
頑張ってね>ヴァシイさん

おっと、本のご紹介(笑)
まあこの作品は、「とにかく読め」というタイプのものでしょうか。あらすじを書くとつまんないんですよ(笑) なのに、「ど、どうしてこうなっちゃうの???」という、ジェットコースターに乗っているような超絶スピードの山あり谷ありで、読み手はちょっと眩暈をおぼえているうちに、どんどんと遠いところへ連れ去れてしまいます。
このスビード感と、読み手を有無をいわさずひきずっていく剛腕ぶりは、やはり破格の新人の名にふさわしいスケールです。細かいところをつっこめばつっこみどころ満載、物語としても破綻しまくっているんですが(笑)、そんなことより何より、これだけの「腕力」を持つ新人というのは、ほんとに貴重だと思います。
昨今、大きな新人賞はプロ作家が応募するため、レベルが非常に高くなり、破綻のないかっちりと描き込まれた力作が揃う傾向にあるようで、受賞作はどれも「巧い」と思うのですが、新人らしい「こわいもの知らず」な可能性を感じることは、逆に少なくなった気がします。
そんな中で、本作が受賞したということは、作者の可能性へのおおいなる期待、という面が大きいのではないかな、と思います。
ほんと、次作がとっても楽しみです。

でも本作も、ほんとに一気に読める面白さですよ(^^)
そうだなあ、よくよく読むと、意外にディテールやキャラクターは古風というか、まあありがちなんですが、ありがちなキャラが「どうしてこうなっちゃうのー」という展開へと突き進むのが、とにかく楽しい。

セックス、暴力、やばい都会、いい加減で気分だけの会話、みたいなものはちょっと苦手、という読者にはおすすめできませんが、たまには一気読みしてスカッとしたい、という「ちょっぴり刺激」をお求めの方にはおすすめです。長編としては短いので、お時間のない方にも(^^)

ヴァシイ章絵
講談社
ISBN4-06-213682-1
1400円+税

2007年03月28日18:54新刊です2 『ワーキングガール・ウォーズ』文庫版
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786f0134.JPG台湾版、韓国版と続けて刊行された「ワーキングガール・ウォーズ」。
台湾や韓国にも読者がいると思うと、嬉しいですねー(^^)

というわけで、文庫になります。
解説は、わたしの作品の本当によき理解者である藤田香織さんです。
親本をお持ちでない皆様、この機会にぜひ。

写真は白っぽくなってしまったんですが、実物は薄いピンク色です。かわいい本です(^^)

奥付は4/1ですが、そろそろ店頭に並ぶかな?

新潮文庫
ISBN978-4-10-139623-1
552円+税

2007年03月28日18:50新刊です(1) 『ミステリーのかげにペットあり』(アンソロジー)
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940e7219.JPGアンソロジーでして、収録されているわたしの作品は、正太郎シリーズですでに文庫に収録されていますから、これから正太郎シリーズを買おうかな、という方でしたら、わたしの作品のためにわざわざお買い求めいただかくなくても大丈夫です。

でも、わたしの作品ではない他の二作は、どちらも素敵!!!
なので、わたしは自分で買うつもりです(^^)

だってエドワード・D・ホックと芦原すなおさんのお二人と同じ本に収録して貰えたなんて、それだけでもすっごく嬉しいんだもーん!!!

学校図書に入るシリーズだと思いますので、お子さんが学校の図書室などで見かけたら、ぜひ読んでくださるよう、お伝えください。

表紙の絵もすっごくいいんですよ〜

収録作品
『マフィアの虎猫』エドワード・D・ホック
『正太郎とグルメな午後の事件』柴田よしき
『おとといのおとふ』芦原すなお

赤木かん子 編
ポプラ社
ISBN978-4-591-09642-0
1000円+税


2007年03月28日18:41『砂の城の殺人』
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3abe832d.JPG本作には、わたしが文庫解説を書かせていただきました(^^)
ですので、ゲラの段階で読んでいたのですが、もう一度、完全版で拝読。

それにしても、このキャラはいいなあ。三人娘。毎回とんでもないアルバイトをする、という設定も楽しいですが、三人娘のキャラがとにかく好ましいですね(^^)

本作も本格度は高いです。作者は本気で本格ミステリーを愛しているんだな、とわかります。
しかも、王道。
うっちゃり系の叙述ミステリーに飽きた人は、王道系を楽しんでみてください(^^)

と、あとは解説で(笑)
買ってね(^^)

谷原秋桜子
創元推理文庫
ISBN978-4-488-46603-9
780円+税

2007年03月27日22:26『探偵伯爵と僕』
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23085a8b.JPGミステリーランドに森さんが書き下ろした作品です。

シリーズのコンセプトが、「かつて子どもだったあなたと少年少女のための……」なので、このシリーズの作品は、ちょっとそのコンセプトに引きずられてしまったのかな、という印象を時々受けます。子ども向けとして書かれているのか大人の顔色を伺っているのかはっきりしない、という部分が、わたしとしてはちょっとつまらない。本当に優れた児童文学は、100%子どもに向けて書かれていても、大人を感動させることができます。いや、子どものことなんか考えずに書いてます、というのであれば、子ども向けの「ふり」はして欲しくないし。

という中で、森さんの本作は、前半がとても楽しくて、子どもが大好きになりそうな展開でわくわくしました(^^)
主人公と探偵伯爵との掛け合いが、とっても楽しくて微笑ましい。また、探偵伯爵がわかりやすく解説してくれる事柄の中には、子どもたちがこれからミステリーを本格的に読み進む時に役立つ知識がたくさんあります。

ただ、後半、というか最後に向けて、物語が陰湿になり、暗い影に覆われてしまい、あまり救いのない結末が待っているのが、評価二分、というところでしょうか(^^;
前半の調子のまま、楽しい結末にしたものでもよかったかな、と……
でも、森さんが強い意図を持って、あえて物語を暗いものにして終わらせたのだろうというのはわかります。そして最後の最後に、子どもの心を救ってあげて、その上でさらに、叱?しているというのが、父親でもある森さんらしい、と感じました。

そうだなあ、もしお子さんにこの本を読ませるのであれば、読後、お子さんといろいろ話し合ってみるのもいいかも知れませんね。

森 博嗣
講談社ミステリーランド
ISBN4-06-270570-2
2000円+税

2007年03月27日20:56今日は理事会
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ようやく、旅行中の日記をUPしました。

今日は推理作家協会の理事会なので、午後から青山へ。
60周年記念イベントのことがあるので、いろいろと大変なのです(^^;
恩田陸さんがとってもスマートになっておられて、皆さん「痩せましたね」と。うらやましい。
でも恩田さんいはく「やつれたんです」……おからだ、お大事に〜。
なんでも南米旅行から帰ったばかりで、まだ時差ボケ中とか。

理事会は六時にやっと終了。
有栖川さんとや西上さんとしゃべくりながら表参道の駅に出て、そこで皆さんと別れ、三軒茶屋へ。
友人のFさんと会って、もろもろお喋り。それから帰宅しました。
Fさんとは、共通の友人関係について話すことが多いのですが、皆さんいろいろと大変そう……春はいろんなことがありますね。
あたしもそろそろ、春休みモードから、ばりばりモードに切り替えないとな。

2007年03月26日22:47『レストア』
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f0b3ec9a.JPGオルゴール修復師の雪永鋼が、古いオルゴールを直すことで、オルゴールが秘めていた過去の事件とかかわり、人とかかわって、小さな謎を解いていく、連作短編集。

作者の太田さんはオルゴール愛好家で、いつかはオルゴールにまつわるこうした作品を書かれるだろうな、と思っていました(^^)
アンティーク・オルゴールは、少し前に全国的にブームになり、各地の観光地に、オルゴール博物館のようなものがたくさんできましたね。わたしも、熊本の阿蘇や京都、清里などのオルゴール館は見たことがあります。

古びて哀調をおびた独特の音色が、聞く人の心を揺らすオルゴール。
ただぜんまいを巻くだけの簡単な安物でも、なぜかオルゴールの音には惹きつけられるものがあります。

主人公の鋼は、過去に心が負った傷を抱えたまま、いつのまにか鬱病にとらえられて普通の社会生活がおくれなくなり、オルゴールを修復することに唯一の生き甲斐を見いだして生きています。
鬱病が作品のテーマにもなっているため、全体に静かで、暗い色調を帯びた作品集ですが、オルゴールのメカニズムと謎とのからみが適度に刺激的で、ミステリ好きも満足できるシリーズです。

血わき肉おどるような興奮とは遠いけれど、こうした静かでセピア色のミステリーも、たまにはいいですね。

収録作品
『夏の名残りのバラ』『秋の歌』『冬の不思議の国』『春の日花と輝く』『わが母の教えたまいし歌』

太田忠司
カッパノベルス
ISBN4-334-07630-0
800円+税

2007年03月26日20:26日光旅行13 戦場ケ原〜奥日光・湯の湖
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fb2b7650.JPG車で戦場ケ原をつっきってドライヴし、湯の湖まで行きました。

なんてきれいな景色!!!

冬枯れで林がすいているので、明るく広々として見えます。まだ雪もたくさん残っていて、奥日光は春まであと一息、というところ。
湯の湖の先は、道路が冬期閉鎖中なので、湖畔でひと休みし、湯元温泉名物の塩羊羹(ほんとにあまじょっぱい妙な味の羊羹なんですよ! 食べてびっくり)を買って、今回の日光旅行もフィナーレとなりました。

一泊だけなのに、なんかとっても楽しかった〜。

帰りに中禅寺湖のレストラン自家製のニジマスとヒメマスの薫製をお土産に買いました。ヒメマスの薫製はとても珍しいので、食べるのが楽しみ(^^)

帰路も順調で、首都高の渋滞にひっかかるまですいすい。夕方五時には、東京のマンションに到着。郵便物を回収して、帰宅。東名は順調で、六時半には自宅に着いてしまいました。
夜は金谷ホテルのパンでチーズフォンデュ(^^)

ああ、楽しかったー。
お留守番していたちびりんだけは、むっ、とした顔です(笑)